奴は何者なんだ?
俺の夢に中に出てくるライトノベル風ノンフィクション作家? 銀鳴 知足。
当然、俺の夢ん中にしか実在しないわけだが、物凄いインパクトの
草刈正雄にクリソツなその男がよく出てくるようになった…。
普通に知り合いみたいに話しかけてくるが、おまえはいったい何者だと。
大概、1階のお犬様の毛が付いたソファーでうたた寝しているときに、やぁ、と夢物語に絡んでくる。
背景は非常にぼやけているのだが、ロン毛の奴だけは、はっきり見える。
俺は何故か、ソファーに正座しており、硬直して動けない。
またもや、地球を救ってしまったので、新作が書けるよ、また読んでくれたまえ。
と、日本語大辞典を2倍にしたようなやたらと重そうな本を膝に乗せてくる。
どんな拷問だ、と思ったら、2冊、3冊と増えて行く。しかし、重くはない。
ところが体がどんどんとソファーに沈んで行き、真っ暗になる。
ふと、魂が抜けたように、自分の姿を若干、離れた位置から観ている場面。
幽体離脱? と思ったら、俺の抜け殻が淡い光を放ち、頭部がメリッと割れた。
割れた先は、冬中夏草みたいな感じのヒョロッとしたものが輝いていた。
それを、ドワーフみたいな親父が釜で刈ると、水炊きみたいな鍋に入れ、
おたまでかき回し、掬って味を確かめると、ううんと唸り、頷いた。
腹の上に軽い重さを感じ、気が付くと小型のお犬様が乗っていた。


